サラリーマンの健康管理を担う企業看護師の重要性

サラリーマンの健康管理を担う企業看護師の重要性

仕事に追われ続ける社員の健康管理は、企業にとってとても大切なものです。故に社員の健康管理を担う産業看護師の存在は必要不可欠なものと言ってもいいでしょう。昔は「自分の健康は自分でしっかり管理する」という風潮が企業にもありました。また、以前から企業内で病気や怪我などに対応する看護師や保健師はいましたが、激変する時代の中で、その役割は非常に重要なものになってきました。

 

IT化による企業の業務形態が変化したことはみなさんご承知だと思います。つまりPCの導入により、デスクワーク主体の企業がとても増えてきましたよね。座り続けることによる身体への弊害、目の疲労、ストレスなどに対応し、指導してくれる専門家が企業ではどうしても必要になってきました。また、特定健康診断の導入でも分かるように、生活習慣病の予防・メタボ対策なども社員の健康管理においては絶対必要なことです。健康は自己管理で!というわけにはいかなくなってきているのですね。

 

また、能力主義・リストラ・派遣社員の増加・終身雇用制の崩壊という社会情勢は、常にストレスを感じている社員を増加させる要因となりました。さらに職場での人間関係から心の病を負ってしまう社員も激増しています。ストレスやうつなどから離職する、あるいは自殺にまで追い込まれてしまう、こういった社員はけっして少なくないのです。

 

企業とは、利潤を追求するものであり、日々の生産性の向上が要求されます。そのためには社員が健康で働けることが絶対条件になります。緊急的な病気や怪我に対処するのも産業看護師の役割ですが、それ以上にストレスやうつに対処するメンタルヘルスケアが重要な役割になっているのです。身体面、および精神面で社員の健康管理を担う看護師の重要性がいかに大きいものであるか理解できるのではないでしょうか?